DIG Shibuya 参加型寄付プロジェクト
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DIG Shibuya 2025で「参加型寄付」というプロジェクトをやっている
"テクノロジーを活用した参加型アーティスト支援プロジェクト"
簡単にいうと:
1. 100万円をアーティストに分配します
2. そのためにクラウドファンディングを実施します
受け取った金額と人数に応じて100万円の中から上乗せします
3. その上乗せ方法がちょっと変な計算式です 
どう"変"なのかデモ
https://scrapbox.io/files/67a5ea78868d9c91587fd31d.mp4
100万円を1人からもらうより
100円を 100人からもらうプロジェクトの方が、上乗せ額が多いです
https://donation.digshibuya.com から試すことができる
https://gyazo.com/661ef2a519da2cfed6613f5167609789
https://gyazo.com/eec6f0291f3d063343610e6b2470a29d https://gyazo.com/eff7cfca37901f1c06824ff5dec52615 https://gyazo.com/7eb12719e5c44dcf04edd89e25ca63bc https://gyazo.com/603630a439179e73a1c2514ea07184f3 https://gyazo.com/3c96545c657280e99457904c8176dddc
1. ログインする
2. 好きなプロジェクトを選ぶ
3. 金額を指定
4. Apple Payなど、各種決済方法をサポート
https://gyazo.com/34d0d96c31b25f516bd9fa8af226e35b
公益的な市民の鑑!!
最終的に100万円を分配するのだけど、この寄付期間が終わる時(2025/2/14 18:00)までどこにどれぐらい分類されるのかは分からない
Webサイトにあるこのシュミレーターを使うことで、どんな仕組みなのかは把握してもらえると思う
https://gyazo.com/cd972855e17b362152bbfcba6f6d2109
DIGSHIBUYAのページからもリンクされている
https://gyazo.com/b93a620bcbd3500601f654be456c27fa https://digshibuya.com/about
冒頭で簡単に説明したが、仕組みを知りたい人向けの紹介
https://gyazo.com/460f2cae94cf900202dd357235dc70f1
(1) 3つのプロジェクト(A, B, C)の情報
各プロジェクトの受け取った額(Funding) は同じ(1,000ドル)
寄付者(Contributors)の数が異なる
Project A:5人(各200ドル)
Project B:2人(各500ドル)
Project C:20人(各50ドル)
寄付者の数と寄付額の影響
それぞれのプロジェクトには異なる人数が寄付しているが、Quadratic Fundingの仕組みにより、寄付者が多いほど追加マッチング額が増える。
(2) マッチング額の計算方法
各プロジェクトの寄付額の平方根を求める
各寄付者の寄付額の平方根(√C)を計算
すべての寄付者の√Cを合計
その合計を 二乗(Squared) して仮のマッチング額を算出
マッチングプール(10,000ドル)からの分配
各プロジェクトの「仮のマッチング額」の比率を求め、10,000ドルのマッチングプールから適切に分配
(3) 最終的な分配結果
Project A(5人, 200ドルずつ)
マッチング額 = 1,851.85ドル
%の増加 = +185%
Project B(2人, 500ドルずつ)
マッチング額 = 740.74ドル
%の増加 = +74%
Project C(20人, 50ドルずつ)
マッチング額 = 7,407.41ドル
%の増加 = +740%
結論: 寄付者数が多いほど、同じ資金額でも大きなマッチングファンドを獲得できる!
【解説記事】初めてのQuadratic Funding — GreenPill Japan
ドキュメント
参加型予算(QF)プロジェクト概要 - DIGSHIBUYA - Google Docs
渋谷区のテーマである“違いを力に変える”をどのようにしてテクノロジーを活用して実装できるのかを考えた結果、
1. 違いを測定する
2. 違いを把握した上で、collective intelligence(集団的意思決定)を発揮することにより、既存の中央集権的な意思決定に比べて民主的な価値観で{あるプロセス}を行う
今回における{あるプロセス}とは、『DIGSHIBUYAでのアーティストへの活動資金分配』のことを指す
これにより、従来の中央集権的なメカニズムから、人々の価値観を引数とする信頼できる中立性を持つアルゴリズムによるガバナンスを実験する
これにより、Quadratic Fundingメカニズム(一般向けには「参加型予算」と表記)を採用し、実験的にアーティストへの資金分配することにする
"もっと" 違いを力に変えるには
今回はこの仕組みは使ってないが、参考程度に
Connection Oriented Cluster Match
Donation Flow & Cluster Analysis + COCM Visualizations + QF Simulation
https://codepen.io/tkgshn/full/LEPvXgY
https://gyazo.com/5fd47952e50d024ce2ff65b2291ee42e